COLUMN

求められる歯科衛生士とは?
ミスマッチが及ぼす恐ろしい出来事

ある歯科医院の話
歯科を開業して20年。これまで良いことばかりではなかったが大きなトラブルもなく順調に医院経営が出来ていた。
1日の患者数も30人程度でそろそろ長男に継がせようと思っていた・・。ある衛生士の採用までは。。。
そのあるA衛生士を採用したのは3年前。一人の衛生士が出産を機に退職することになり、
急遽、東京のある人材紹介会社に依頼をしてほどなくして「若くて人当たりの良い衛生士さんが見つかりました」ということで面接をし、材料屋さんからは「気をつけたほうが良い」と言われたが、さほど悪い点も見当たらなかったし、とにかく早く採用したかったので採用する事になった。初めは可もなく不可もなしといった感じで何も気にならなかったが、程なくすると陰でコソコソスタッフ同士で話す様になっていった。。異変を感じたのは今まで院長先生とコミニュケーションが取れていた受付Bの態度が悪くなっていき、患者様に対する態度も悪くなっていった。しばらくするとまたもや年の近いC衛生士も同じように態度が変わっていった。そしてついに院長先生の方針についてもA衛生士が口を出し始め、院長先生がそれに異を唱えるとスタッフ3人の態度は益々悪くなり、ついには患者様にも影響が出始めていった。その間に求人も出し、面接まで何人も来たが、「スタッフさんの雰囲気がちょっと気になって・・」何人も辞退し、やっと採用になっても半年以内で辞めてしまう。当然患者数も徐々に減っていき、売上も下がっていきます。スタッフ3名は結束が固い様に見えるため院長先生も強引な事はできない状態で、スタッフの権利の主張は強まるばかりで給与UPも要求してきます。こうして利益も下がり、この状況を見かねた長男も今のままでは継ぎたくないといっています。
この様な状況を作り出した原因の一つはそのA衛生士の問題ではありません。全てはとにかく衛生士が欲しいがために招いたミスマッチングです。人材紹介会社としたらとにかく紹介して採用になればOK・・何のために採用するのでしょうか?我々デンタルONは歯科医院の求める経営像、歯科スタッフ一人ひとりの将来像をお聞きし最適なマッチングを重視します。